四柱推命について

四柱推命とは

四柱推命とは、その人の生まれた生まれた年、月、日、時、の四つ干支を軸として、その人の生まれ持った命運、可能性を占う占術です。中国で陰陽思想と五行説をもとに発祥した四柱推命の歴史は古く、現在では世界中に知られていてとても人気があります。四柱推命は、もともとは中国の陰陽五行説から生まれました。中国には古くから、陰陽五行説という思想があります。これは、木、火、土、金、水の五行にそれぞれ干支を配置し、さらにその五行に陰と陽をつけ、それらを様々な思想や習慣と結びつけました。

四柱推命の占い方

生まれた日(年、月、日、時)を4つの柱(四柱)に見立て、その人の運命や性格を占う。
四柱推命では、「四柱」という名のとおり、その人の生まれた日時を年、月、日、時の4つの柱に見立てます。生まれた年、月、日、時の4つ干支を柱とし、それぞれ年柱、月柱、日柱、時柱と呼びます。この4つの柱をもとにして、その人の運命、性格、対人関係の特徴や持って生まれた才能などを占っていきます。

【年柱】年柱とは、運気で考えると交際運や目上の人との関係、外面における運気が現れます。人生で言えば生まれてから青年の頃でのすなわち0歳から19歳くらいまでの性格傾向を示しています。

【月柱】月柱は、仕事運や家庭運などの運気が現わします。年齢でいうならば20歳から39歳くらいまでの中年期の性格傾向を表しています。この中年期は仕事や出産などで特に忙しい時期ともいえるでしょう。月柱に良い運気が現われていると、その他の柱にそれを崩すようなものがない限り、仕事面や社会面で活躍することができると言われています。

【日柱】日柱は、40代から60代くらいの晩年期の運気の傾向を示しています。仕事運だけでなく家庭運、その人が晩年にどのような人生を送るのかなど、この時期もまた人生にとってとても重要な時期の一つです。

【時柱】時柱は、最晩年期、60歳くらいから亡くなるまでの運勢を意味します。これは、人生の締めの柱であり、その時柱がよいのであれば、ほかにそれを妨げるものがない限り晩年の運勢がよいことを暗示しています。


四柱推命の基本的な考え方
では、四柱推命の基本的な考え方とは一体どのようなものでしょうか。

まず第一に、運命やその人の持つ資質は、生まれた日に取り入れた空気の要素で決まると考えられています。
四柱推命だけでなく、その他の生年月日を用いたその他多くの占いは、人の運命や資質は、生まれた日によって決まっていると考えられています。その思想が、中国で古来から発達してきた「陰陽」と「五行」になります。

次に、全ての事象は陰と陽に分かれる(陰陽思想)という思想があります。
四柱推命の基本となる陰陽思想は、全ての事象がそれだけで存在するのではなく、相反する形で存在するとされています。
物事は、「男と女」、「天と地」、「善と悪」など、相反しながら存在しています。このように四柱推命では全ての事柄は「陰と陽」に分かれていると考えられています。

【五行説】万物は木・火・土・金・水の要素で構成されて、それぞれが影響し合うとされる説
五行とは、全てのものは「木・火・土・金・水」の5つの要素で成り立っており、それぞれに影響し合うという思想です。
五行説では、「木・火・土・金・水」の5つの要素がそれぞれ合わさるだけでなく、火と水のように、打ち消しあうといった関係性で成り立っているものもあります。

〇天中殺(空亡)
天中殺とは、日柱の干支から割り出される、12年に1度訪れると言われる不運の2年間のことです。「天中殺は気をつけろ」と言われるように、天中殺の時期は天が味方しませんので結婚や転職、引越しなど変化や新しいことは起こさないほうが言われています。

一方で年柱の干支から割り出される空亡も天中殺の一種ですが、こちらは補足程度に考えるのみでよいです。四柱推命においては、この天中殺の過ごし方で今後の人生が決まるとされています。


四柱推命とは、生まれた日を4つの柱(年、月、日、時)に見立てて運命や性格を読み解くものであり、中国では陰陽五行説と合わさって発達してきました。それぞれの柱(年、月、日、時)には干支が存在し、10種類の干と12種類の支で考えられます。干支は陰陽及び五行のエネルギーの種類を表すものなのです。四柱推命は4つの柱がありますが、基本的には人生のコアな部分である日柱の干支、日干を中心に占っていきます。

2021年05月10日